Update 2002.4.13
「注意」
コンパクトMacの内部には、ブラウン管の周りに高電圧の回路があります。感電の危険があります。最悪の場合には感電死の恐れがあります。また、作業中にブラウン管が爆発してガラスの破片が目に入り、失明する危険もあります。電源スイッチを切っても、暫くのあいだ高圧回路には、電気が残っています。安全のため電源コンセントを引き抜いて、一晩、放置した後に作業を行っています。
【1】側面にインタラプトスイッチが付いている場合は取り外します。
【2】ブラウン管を傷つけないように、柔らかい布の上などにブラウン管を下にして置いて、トルクスドライ バーでバックカバーを止めているネジをはずします。
【3】128K/512K/Plusの場合は、電池ボックスの中のネジも忘れずにトルクスドライバーで取り外します。
【4】こじ開け器をバックカバーとフロントの間にある溝に入れて、 バックカバーをこじ開けます。上下、左右、交互に少しづつ丁寧に。（ものによっては、バックカバーを持ち上げるだけで簡単に開く場合も あります。）
【5】バックカバーを取り外した状態。
【6】バックカバーを取り外したら、ロジックボードの底に付いている シールド板を取り外します。
【7】ブラウン管の根元に付いているソケットを左右に少し、動かしながら丁寧に後ろに引き抜きます。 （このコネクタを外さないで作業を行っていると、コネクタ部分に何かの 拍子に力が加わった場合ブラウン管の根元が折れることがあります。）
【8】底面のロジックボードと側面のアナログボードを接続しているケーブルのコネクタ、FDDとロジックボードを接続しているフラットケーブルを取り外します。
【9】ロジックボードを少しづつ上に引き上げて、ロジックボードを筐体から取り出します。SE、SE/30の場合、このとき、ロジックボードとスピーカを 接続しているケーブルのコネクタを取り外します。
【10】FDDをシャーシーに固定しているネジをドライバーで外し、FDDを取り外します。
【11】アナログボードは４個所のネジでフレームに固定されています。 ロジックボードやブラウン管と接続されているケーブル類を外した後、このネジを外して、アナログボードを取りはずします。
【12】ブラウン管は四隅をネジで固定してあります。トルクスドライバーで 取り外すことができます。取り外す前に取り付けてある方向をメモしておきましょう。
【アノードキャップの外し方】
アノードキャップ（ブラウン管にくっついている赤色の吸盤のようなもの）を外すにはコツがあります。赤色の吸盤の中に「レ」の字のようなツメの金具が２つあって、ブラウン管の内側に引っ掛かっています。
1.ゴムを手でめくる。
2.金具が見えるので、小型のマイナスドライバーでこの金具を１つを内側に押す。
3. ドライバーで押している方のゴムを持ち上げて、金具をブラウン管から引き出す。
4. もう一方の金具も同様にして外す。
【13】以上で分解完了です。取り外したロジックボードとアナログボードです。
