Color Classic IIのパワーアップといえば、ロジックボードをLC575のロジックボードと交換するのが定番ですが、インターウエアのアクセラレータBoosterCL40をMAC OS7.6のColor Classic IIで動作させる方法がわかりましたので、メモしておきます。

• BoosterCL40
  BoosterCL40は68040を搭載できるLC IIIPDSスロット用のアクセラレータです。クロック周波数は33MHzですが、オッシレータがソケットについているので、簡単にクロックアップできそうです。

• 必要なもの
  System Enabler 403
  Performa 550/575用の漢字Talk7 CD-ROMに入っているものを使用しました。

　

• システムのインストール
  まず、BoosterCL40をつけない状態でシステムをインストールします。BoosterCL40をつけたままインストールすると何故かインストールの途中で止まってしまいます。システムをインストールできたら起動して、System Enabler 403をシステムホルダーにコピーします。

• 起動方法
  BoosterCL40をロジックボードにセットしてから電源をONし、Color Classic IIを起動します。起動途中で爆弾が出て起動に失敗しますが、シフトキーを押しながら機能拡張のインストールをスキップしながら何度か繰り返していると起動できるようになります。機能拡張をスキップして起動できたら、今度はシフトキーを押さなくても正常に起動できるようになります。

• システム情報

  無事に起動した後、システム・プロフィールを見るとMacintosh550シリーズと認識され、システムイネーブラ403が使用されていることがわかります。

　

　

• ベンチマーク結果　

  Speedometer3.06で元のColor Classicとの性能を比較して見ました。FPUを内蔵していないのでそれほどでもありませんが、元のColor Classicと比べて1.5 〜2倍の性能にアップしています。

　

• BoosterCL40のクロックアップ

  19.7MHzのオッシレータがついたジャンクなボードを買ってきて、BoosterCL40の16MHzのオッシレータと交換してみました。clockometerでみると39.37MHzで動作しています。もう少し高い周波数でも動きそうです。(2000.10.15 追記)