Plusで大容量ハードデイスクを使う

2001.3.18　

Plusが販売されていた当時、ハードデイスク（HDD）の容量は数10MBでした。Plusで漢字Talk6や7を使用するには、数10MB〜数100MBの容量があれば十分です。しかし、数10MB〜数100MBの小容量のHDDは逆に入手が困難です。また PlusのSCSIは低速なため、最近の高速なハードデスクを使用するためには、インターリーブを設定する必要があるといわれています。高速でギガバイトの大容量のHDDはPlusで使うことは可能でしょうか。
システムとハードデイスクの最大容量

漢字Talk7.5以降のシステムでは１パーテションで最大4GBの容量を確保することができますが、それ以前のシステムでは最大2GBまでです。

今回の検証に使用したPlusのROMのバージョンは、最新のバージョン3です。バージョン2やバージョン１の場合は、SCSIの動作に問題が発生することが多いようです。　

フォーマッターソフトとシステム

Seagate製の2GBのハードデスク(ST32430N)をSE/30のSCSIポートに外付けドライブとして接続します。種々なフォーマッターソフトでファーマットした後、漢字Talk6.0.4と英語System7をインストールしました。それをPlusに接続して、Plusで起動デイスクとして使用できるかどうか実験してみました。パーテションは設定していません。

　

フォーマッターソフト（ヴァージョン）

インターリーブ設定

漢字Talk6.0.4

英語System7

Hard Disk ToolKit PE (1.5.1-J)

設定機能なし（１）

起動途中で爆弾

使用可

ANUBIS UTILITY　(V2.52J)

1

使用可

使用可

SCSI Director (2.1.7S)

設定機能なし（１）

使用可

使用可

SPOT ON (2.3.1)

１

使用可

使用可

Drive7 (V4.3)

1

Plusが起動できず

Plusが起動できず

B's Crew (V.1.3.0)

設定機能なし（１）

起動途中でフリーズ

ドライブの認識失敗

Silverlining Lite (2.1J)

設定機能なし（１）

起動途中でフリーズ

ドライブの認識失敗

HD SC Setup (V7.0.1)

設定機能なし（１）

フォーマット失敗

フォーマット失敗
　
実験結果

フォーマッターソフトにより大容量のHDDは使える場合と使えないない場合があるという結果になりました。原因は推測ですが、 各フォーマッターソフトのドライバーの違いによるものと思われます。不思議なことにDrive7 でフォーマットすると何故かPlusが起動せず、画面まで真っ暗になってしまいました。

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