角電池の詰め替え

4.5V角型アルカリ電池の詰め替え方法

2002.3.16　

Mysticのロジックボードとして使われるLC575やLC630などでは、4.5Vの角型のアルカリ電池が使用されています。4.5Vの角型のアルカリ電池の入手が困難になっています。丸型のER3電池はCR2電池で代替することができますが、4.5Vの角型のアルカリ電池の代替品は見つかりません。そこで、4.5V角型アルカリ電池の中を開けてボタン電池に詰め替えてみました。

警告！！
この作業には危険がともないます。電池に半田付けを行うと電池が加熱され電池が爆発する恐れがあります。

ER3とCR2　

ER3とCR2は電圧も大きさも少し異なっていますが、3.6VのER3電池の代替品としてカメラ用の3VのCR2が使えることは良く知られています。

　

4.5Vの角型のアルカリ電池の詰め替え方法

ステップ1

角型電池のプラスチックケースの中ほどを金ノコなどで切り開きます。プラスチックケースの材質はそれほど固くないので、比較的簡単に切断できます。中には四角形のアルカリ電池が３個積み重ねた形で入っています。

ステップ2

中に入っているアルカリ電池をとりだします。プラスチックケースのバリを取り除いて、切り口をきれいにしておきます。

ステップ3

詰め替える代替の電池として市販のPanasonicの空気亜鉛電池PR2330を３個使用しました。この電池の電圧は1.4Vですから３個直列にすれば4.5Vには0.3V足りませんが、4.2Vになります。

　

ステップ4

３個の電池のプラスとマイナスをリード線で半田付けして直列に接続します。両端の電池には元の電池から取り外したリード線を半田付けします。赤がプラス側で黒がマイナス側です。
半田の付きを良くして、短時間で半田付けを終えるために、半田付けの前に電池の表面を紙やすりなどで磨いて、細かいキズを付けておきます。

　

ステップ5

３個の電池をセロテープなどでまとめてからケースに収めます。PR2330が３個ぴったり収さまりました。

ステップ6

切り離したプラスチックケースの両方をセロテープなどで固定しまします。最後にテスターを使ってコネクタの端子で電圧と極性を確認しておきます。背の高さが少し低くなりましたが、詰め替えの完了です。

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