Update 2002.3.3　

PlusにはMacの基本的な動作を行うためのプログラムを格納するROMが搭載されています。AppleのTechnical Noteによれば、PlusのROMには、３つのバージョンがあります。 ロムデバッガーMicroBugを使ってROMのバージョンを調べてみましょう。

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PlusのROMのバージョン
　

バージョン	アドレス400000のデータ	製造時期とバグフィックス
1	4D1E EEE1	初期の1.5ケ月間のロットに搭載されていた。接続したSCSIデバイスに電源が入っていないと起動できないバグがあった。
2	4D1E EAE1	ベージュのロットに搭載。バージョン１のバグを解決。
3	4D1F 8172	プラチナのロットに搭載。パワーオンやリセットのときUnit Attentionを返すSCSI機器に対する問題を解決。

　

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ROMバージョンの調べ方

ステップ1
Plusが起動している状態で左側の一番奥にあるインタラプトスイッチを押して、ロムデバッガーMicroBugを起動します。画面に四角なMicroBugのウインドウが現れ、カーソル > が表示されます。

>

　

　

ステップ2
カーソル >の後ろにMicroBugのメモリダンプ コマンド DM 400000とリターンキーをタイプして、400000番地のデータをダンプします。

　

ステップ3
データが表示されます。表示されたデータによりROMのバージョンを知ることができます。MicroBugの終了は、Gとリターンキーをタイプします。この表示では、400000番地のデータが4D1E EAE1ですからROMのバージョンは２です。

　

> 400000 4D1E EAE1 0040 002A 0075 6000 0056 6000 400010 0750 6000 0044 6000 0016 0001 76F8 4EFA

　

手元にある3台のPlusのROMバージョンを調べてみました。２台がバージョン2で、残りの１台がバージョン3でした。

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