カラクラ575のアナログ改造

LC575のロジックボードが手に入ったので、ぶんか社のDoping Macを参考にしながら、カラクラ定番改造のMystic化を行いました。

• 13インチモード化とVGA化について

  Doping Macには、カラクラのモニタの高解像度化の改造として、13インチモード化とVGA化の改造の２つについて、述べています。私は、この２つの違いをよく理解できませんでしたので、表にまとめてみました。

表をみると13インチモードもVGAモードも解像度は、同じ640 X 480ですが、VGA モードの方が水平同期周波数が低いため水平偏向電圧が低くてもよく、電源回路に与える負荷が小さいことが理解できます。

• Mystic化について

  ぶんか社のDoping Macでは、LC575のロジックボードにモニタがVGA モードだと見せる方法として３つの改造例をあげています。

  1. アナログボードのコネクタ部の改造
  2. アナログボードとロジックボードを接続するフラットケーブルの改造
  3. LC575のロジックボードの改造

  モニターのセンスラインと解像度の対応は、表のようになっていることがわかりました。

表からロジックボードにVGAモードと見せるためには、なんらかの方法で、アナログボードのコネクタの20番ピンと25番ピンをグランドから切り離し、20番ピンと24 番ピンを接続すればよいことがわかります。

アナログボードのコネクタの部分を見ると20番ピンは単独でコネクタ側のグランドパターンに接続されていました。25 番ピンは、26番ピンと一緒にコネクタ側のグランドパターンに接続されていました。そこで、次のようなアナログボードの改造を行いました。

1. 20番ピンとグランドパターンの間パターンカット
2. 25番ピンとグランドパターンの間パターンカット
3. 25番ピンと26番ピンの間のパターンをカット
4. 20番ピンと24番ピンをジャンパー線で接続
5. 18 番ピン（グランド）と26番ピンをジャンパー線で接続

フラットケーブルの改造よりも少し簡単な改造でMystic化ができました。