MacをエミュレートするソフトにvMacがあります。vMacはDOSやLinux上でMacのソフトを走らせることができますが、Mac OS上でも動作します。vMacはMacintosh Plusをエミュレートしていますが、 Power Mac G4のMac OS9でも動作します。G4でvMacを走らせれば、G4で漢字トーク6対応の古いソフトを楽しむことができます。（注）vMacは、PlusのROMイメージを必要としますから、vMacを動かすには動作するPlusが必要です。

VMacはThe vMac Projectから入手することができます。MacOS用をダウンロードします。PlusからROMイメージを吸出すツールCopyROMも必要ですから、いっしょにダウンロードしておきます。

　

CopyROMを2DDのFDにコピーをしてPlusで実行します。CopyROMを実行するとvMac.ROMというファイル名のROMイメージができあがります。vMac.ROMはvMacと同じフォルダーにコピーしておきます。

　

　漢字トーク6のイメージファイルの作成

vMacで漢字トーク6を動作させるには、漢字トーク6の起動デイスクからShrinkWrapを使用してイメージファイルを作ります。vMacでは、AppleのDsikCopyのイメージファイルは使用できません。ShrinkWrapでイメージファイルを作成するときにファイルフォーマットとして「DiskDup+」を指定します。 ShrinkWrapはAladdin Systems, Inc.から試用期間限定のお試し版がダウンロードできます。

準備完了

vMacを起動するために必要なファイルがそろったらフォルダーごと　G4 Macにコピーして準備完了です。

　vMacの起動

では、いよいよPowerMac G4でvMacを起動してみましょう。ポーンとplusの起動時と同じ起動音がして、vMacが立ち上がります。起動直後は真っ暗な画面ですが、暫くするとFDDの画面になり、起動デイスクの挿入を促します。

　 漢字トークの起動

fileメニューのHardwareからInsert Disk #1を選択実行します。作っておいたイメージファイル「KT6.0.4.img」を選択すると漢字トークが起動します。

元祖アクアゾーン「きんぎょ」をPowerMac G4で起動したところです。MacOS9.1の画面の中でも、きんぎょは元気に泳いでくれました。

speedometerでベンチマーク

さいとうさんのところでは、G4でspeedometerを起動して、とんでもないことになってしまったようですが、vMac上ならG4でもspeedometerも何事なく動いてくれます。G4 PlusはオリジナルのPlusの４〜５倍の性能がありそうです..(゜-゜)＼バキ。